主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第44回交通工学研究発表会
回次: 44
開催地: 日本大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2024/08/07 - 2024/08/08
p. 41-48
高速道路合流区間での運転者の合流パターンの選択は、持っている運転スタイルにかかわっていると見られる。さらに、異なる合流パターンは交通流に異なる影響を与えることが指摘されている。そこで、本研究では、NGSIM データベースにおける実測軌跡データを踏まえ、主成分分析及び K-means クラスタリングアルゴリズムを用いて運転スタイル識別モデルを構築し、過激型、普通型及び保守型運転スタイルに対する総合評価係数を算出した。また、二項 logit モデルを基づいて合流車両のギャップ選択プロセスを定量化分析し、的中率、ROC 曲線及び AUC 値によりモデルの妥当性を検証した。最後に、ギャップ選択モデルおよびセル・オートマトンを利用して交通流シミュレーションモデルを構築し、異なる運転スタイルを持つ運転者の割合が交通流への影響を分析した。