交通工学研究発表会論文集
Online ISSN : 2758-3635
第44回交通工学研究発表会
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第 44 回 交通工学研究発表会
高速道路合流区間における車線変更を伴う異なる運転スタイルを考慮した運転挙動モデルに関する研究
顧 鈺大枝 良直外井 哲志
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会議録・要旨集 認証あり

p. 41-48

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抄録

高速道路合流区間での運転者の合流パターンの選択は、持っている運転スタイルにかかわっていると見られる。さらに、異なる合流パターンは交通流に異なる影響を与えることが指摘されている。そこで、本研究では、NGSIM データベースにおける実測軌跡データを踏まえ、主成分分析及び K-means クラスタリングアルゴリズムを用いて運転スタイル識別モデルを構築し、過激型、普通型及び保守型運転スタイルに対する総合評価係数を算出した。また、二項 logit モデルを基づいて合流車両のギャップ選択プロセスを定量化分析し、的中率、ROC 曲線及び AUC 値によりモデルの妥当性を検証した。最後に、ギャップ選択モデルおよびセル・オートマトンを利用して交通流シミュレーションモデルを構築し、異なる運転スタイルを持つ運転者の割合が交通流への影響を分析した。

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© 一般社団法人 交通工学研究会
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