主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第44回交通工学研究発表会
回次: 44
開催地: 日本大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2024/08/07 - 2024/08/08
p. 485-490
デジタル道路地図(DRM; Digital Road Map)は非常に詳細な道路地図のデータベースであるものの,複雑な交通モデルに適用すると現実的な時間内に求解できない.そこで,本研究では DRM の詳細な道路ネットワークから任意のサイズに集約でき,かつ集約により削除されたリンク容量も考慮する手法の検討を行った.検討した手法において,DRM の各リンクに容量を付与し,分岐せずに連続するリンク等の単純集約を行った後に,ロジットモデルの経路選択確率を援用し外生的に与えた主要ノードペア間が通過するであろうリンク集合を抽出し,抽出されたリンク集合に対し最大フロー問題を求解し,合成容量を算出する方法をとった.検討した手法を開発した手法を鹿児島都市圏の小規模エリア,および都市圏全体に適用し,構築した手法の特性を分析した.