交通工学研究発表会論文集
Online ISSN : 2758-3635
第44回交通工学研究発表会
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第 44 回 交通工学研究発表会
バス待ち空間における施設構成と歩道幅員に関する研究
岡田 遥樹大沢 昌玄
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p. 676-680

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抄録

バス停は、基準に基づき必要とされる歩道幅員がなければ原則上屋やベンチを設置できず、標柱のみの非常に簡素なバス停とならざるを得ない。また、上屋やベンチ設置には費用がかかるが一方で、広告付きの上屋があるバス待ち空間は、官民連携によるバス待ち空間整備の可能性も考えられる。しかしながら、バス停における道路幅員や施設構成を網羅的に把握したバス待ち空間の実態についてはそもそも明らかとなっていない。そこで本研究は、横浜市営バス 2,547 箇所のバス停を対象として、バス停の施設構成、立地環境を把握することを目的とする。その結果、施設構成と歩道幅員については、標柱のみや広告付き上屋の結果から、歩道無し、または歩道幅員が狭隘になるほど標柱のみ、歩道幅員が広くなるほど広告付き上屋の設置率が増加することがわかった。

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© 一般社団法人 交通工学研究会
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