主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第44回交通工学研究発表会
回次: 44
開催地: 日本大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2024/08/07 - 2024/08/08
p. 83-87
近年、環境問題等への対策のため、従来車に代わる次世代自動車の開発および販売が進んでいる。既存研究では、次世代自動車の走行特性やその普及可能性について、また 1 車種が混在した交通流への影響が明らかになっている。一方で、異なる性能を有する複数種の次世代自動車の走行が道路交通流へ与える影響についての分析は十分に行われていない。そこで本研究では、ミクロ交通流シミュレーションソフトを用い、複数種の次世代自動車の混在による影響を明らかにする。その結果、次世代自動車が混在することで、特に 1 車線道路では、停止回数や旅行時間の減少し、滞留長も改善した。一方で 2 車線道路では旅行時間がわずかに増加したため、次世代自動車の普及時には注意が必要であることが示唆された。