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生分解性プラスチックを実用化 多様な環境下での循環に挑む
国立研究開発法人科学技術振興機構
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2021 年 2021 巻 7 号 p. 8-11

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抄録

プラスチックは高い安定性と耐久性のために、自然界での分解は困難とされてきた。これに対し、微生物を使った「生分解性プラスチック」の実用化に成功したのは、理化学研究所の土肥義治名誉研究員だ。現在年間5000トン生産され、国内だけでなく欧州でも利用が進む。その研究を引き継いだのは、理化学研究所 環境資源科学研究センターの阿部英喜チームリーダーと平石知裕専任研究員だ。実環境での生分解機構を解明し、耐久性を保ちつつ、廃棄された時には自然界の多様な環境下で分解される新素材の開発に挑む。

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© 2021 国立研究開発法人科学技術振興機構
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