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AIと代謝工学を組み合わせ生産株開発を加速
国立研究開発法人科学技術振興機構
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2023 年 2022 巻 2023.1 号 p. 10-11

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抄録

藻類による物質生産では、光の自己遮蔽効果による細胞密度の頭打ちと、光エネルギーを物質生産に集中できないことが実用化の妨げとなっていた。神戸大学先端バイオ工学研究センターの蓮沼誠久教授はこの課題解決に際し、二酸化炭素(CO2)吸収と代謝を維持したまま細胞分裂を停止させる細胞増殖制御因子を発見した。さらに、AIと代謝工学を組み合わせることで物質生産株の開発を加速するとともに、実験操作のオートメーション化にも取り組んでいる。

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© 2023 国立研究開発法人科学技術振興機構
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