脳卒中
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症例報告
rt-PA静注療法により症状が改善した後再増悪を来し頸動脈ステント留置術を施行した頸部内頸動脈狭窄症の2例
岡 史朗石原 秀行加藤 祥一鈴木 倫保
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2011 年 33 巻 1 号 p. 199-204

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抄録

Recombinant tissue plasminogen activator (rt-PA)静注療法によりいったん症状が改善した後,24時間以内に症状の再増悪を来し,急性期頸動脈ステント留置術を施行した頸動脈狭窄症2例を報告する.特に主幹動脈狭窄に起因する脳梗塞の場合,rt-PA静注療法後の再梗塞の危険性は高く,その予防や再増悪した際の治療法の確立が必要である.

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© 2011 日本脳卒中学会
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