脳卒中
Online ISSN : 1883-1923
Print ISSN : 0912-0726
ISSN-L : 0912-0726
短報
脳卒中学会としてのMerciリトリーバー適正治療指針について
峰松 一夫
著者情報
ジャーナル フリー

2012 年 34 巻 2 号 p. 110-113

詳細
抄録
脳梗塞急性期の血栓摘除デバイスであるMerci retrieverの国内承認の経緯と,承認後1年時点でのMerciの使用成績調査結果の概要を報告した.Merciは,血栓吸引デバイスであるPenumbraとともに,「医療ニーズの高い医療機器」として日本脳卒中学会他の関連学会より要望書が提出され,治験なしに2010年4月30日に承認された.承認条件は,治療実施基準の策定,適正治療指針の公表,3年間の市販後全例調査の実施である.2011年7月20日現在,199施設,689例にMerciが使用された.今回は,90日後の追跡調査の完了した93例のデータの概要を報告した.すなわち,転帰良好例(mRS 0~2),転帰不良例(mRS 5+6),重篤な有害事象の発生状況とも,海外のプールデータ305例とほぼ同じであった.計3年間にわたる市販後全例調査の結果が待たれる.
著者関連情報
© 2012 日本脳卒中学会
前の記事
feedback
Top