豊見城中央病院脳神経外科
帝京大学医学部脳神経外科
2016 年 38 巻 2 号 p. 98-103
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45 歳男性が頻回の左半身麻痺を認め来院した.特記すべき既往はなかった.MRI 上,脳梗塞は認めなかったが,右中大脳動脈の高度狭窄を認めていた.抗血栓薬投与後も症状再発を認め,血管形成術を行い,その後,症状は消失した.その後,血液検査結果より高ホモシスティン血症であることが判明した.高ホモシスティン血症に合併した症候性中大脳動脈狭窄症に対し,経皮的血管形成術を行い,良好な経過が得られた1 例を経験したので報告する.
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