脳卒中
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原著
地域病院における脳卒中ケアユニット併設前後の脳卒中臨床指標に関する検討
阪東 美加平山 知沙池田 由比乃木野 美月冨田 悠磯 実幸林 美希田附 容子杉山 慎太郎佐藤 岳史小室 太郎小川 雅文小林 映
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2018 年 40 巻 6 号 p. 414-420

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抄録

【背景および目的】地域病院にStroke Care Unit(SCU)を設置した前後における,脳卒中診療の臨床指標の変化を検討した.【方法】SCU 導入前(2011 年度),SCU 導入後(2013~2015 年度)の当院脳神経センターに入院した脳卒中症例を対象とし,年齢,性別,病型,入院時NIHSS,アルテプラーゼ静注療法施行数,急性期病棟入院日数,院内死亡率,自宅退院率,退院時mRS を後方視的に診療録から抽出した.各年度の比較を検定した.p<0.05 を統計学的有意とした.【結果】SCU 導入後に,年齢,性別,脳卒中病型,入院時NIHSS は変化なく,tPA 静注療法の施行数は増加し,急性期病棟入院期間は短縮し,自宅退院の割合は増加傾向を示した.院内死亡率は減少した.退院時のmRS 0–2 の割合はSCU 導入後に増加した.【結論】地域病院にSCU 併設することで脳卒中診療の質が向上する可能性がある.

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© 2018 日本脳卒中学会
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