2019 年 41 巻 4 号 p. 293-298
要旨:症例は66 歳男性で,左網膜中心動脈閉塞症を発症し左総頸動脈可動性プラークを認めた.プラーク圧着目的でCAS を行った.1 度目のCAS 後,一旦プラークは消失したが,1 カ月後に再発を認め可動性も有していた.再発プラークに対して2 度目はstent-in-stenting を行った.翌日の頸動脈エコーでプラークはステント内に残存するも,不動化されていたため経過観察を行うと,3 カ月後に消失した.総頸動脈可動性プラークに対してCAS を行うと,ステントによる圧着およびステント下への収納以外の機序でもプラークの消退に寄与する可能性がある.