脳卒中
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再発三叉神経痛に対するガンマナイフ再照射後にくも膜下出血を生じた症例
馬場 大地 藤村 陽都福山 幸三清澤 龍一郎荒川 渓三本木 千尋梶原 真仁原田 啓高木 勝至
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ジャーナル オープンアクセス 早期公開

論文ID: 11210

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抄録

症例は,右三叉神経痛に対し2度のガンマナイフ治療(gamma knife radiosurgery: GKS)を施行された既往がある,くも膜下出血の78歳女性.搬送時のCT angiographyで,右前下小脳動脈–後下小脳動脈共通幹の分岐部に3 mm大の動脈瘤を認めた.開頭手術によるtrappingを行い,mRS 1で自宅退院となった.GKSの照射野周囲の高線量領域に含まれる仮性動脈瘤であり,放射線関連動脈瘤と判断した.GKS関連動脈瘤は仮性動脈瘤であることが多く,小型でも破裂を起こす危険性が高い.ガンマナイフ照射野に圧迫血管が含まれないように工夫が必要である.GKS関連動脈瘤の治療はtrappingが必要なことが多く,脳梗塞を合併することがあるので注意が必要である.個々の症例に応じて,血管内治療と直達手術のどちらが安全で確実であるか,検討が重要である.

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© 2023 日本脳卒中学会

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