脳卒中
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実験的虚血脳にたいする薬剤効果の検討
局所脳血流量と微細構造変化を指標として
蔭山 武文
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1980 年 2 巻 3 号 p. 186-196

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抄録
虚血脳における初期微細構造変化のうち, 神経機能に関わると考えられる神経細胞内mitochondriaの変化と毛細血管周囲の浮腫性変化に着目し, これらの変化に対して現在臨床で使用されている薬剤 (dexamethasone, mannitol, ergot-a1kaloids, pentobarbital) がいかなる影響をあたえているかを検討した.ラット虚血脳のモデルを作製し, 虚血側大脳半球皮質および基底核部における局所脳血流量を測定しつつ虚血後30分で40~50%の脳血流低下を認めたものを対象とし, 経時的変化を電顕により観察した.まずmitochondriaの崩壊の程度により薬剤効果を判定するとpentobarbital, ergot-alkaloids投与例で有意にmitochondriaの崩壊を抑制する効果が認められた。dexamethasone, mannitol投与例では, ほとんどその効果は認められなかったが, 血管周囲の浮腫は著明に抑制されており, とくにmannitol投与例では血流再開後, 脳血流量が増加し, その後の組織変化も軽度であった.
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© 一般社団法人 日本脳卒中学会
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