脳卒中
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脳血管障害急性期における血漿cyclic nucleotides濃度と臨床的意義について
木曽 昭彦黒川 義澄河崎 正福田 市蔵茂在 敏司
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1982 年 4 巻 2 号 p. 75-84

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抄録
脳血管障害急性期におけるPVP-cAMP, cGMP濃度を測定し, 一部については発症当日より1週間以上に亘り経日的に測定し, 次の結論を得た.
脳梗塞生存例11例の発症当日のPVP-cAMP, cGMP濃度は各々23.4±6.9, 12.0±7.6pmol/ml, cAMP/cGMP比は2.6±1.7であり, cAMPは正常域上限に位したが, cGMPは健常対照群に比し有意の高値を示し, cAMP/cGMP比は有意の低値となった.これに対し, 脳梗塞死亡例2例, 脳出血8例の発症当日のPVP-cAMP, cGMP濃度はともに高値を示したが, 特に, cAMP濃度の上昇が著明なため, cAMP/cGMP比は正常範囲ないし高値を示した.脳梗塞生存例11例のPVP-cAMP濃度は発症後1週間は,ほぼ,正常域内を変動したが, PVP-cGMP濃度は高値を持続した.しかし,機能回復の良好例ではその後比較的早期にPVP-cGMP濃度も正常域に復した.発症後72時間以内の脳梗塞22例の入院時のPVP-cGMP濃度とFrithzの評価点数との間に有意の負の相関が認められ, PVP-cGMP濃度が脳梗塞急性期における予後判定の参考となる可能性が示唆された.
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© 一般社団法人 日本脳卒中学会
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