抄録
大阪障害者職業センターでは障害者の職業能力評価を主業務の一つとして行なっているが, ここ数年, 身体障害児・者に比べ知能障害児・者の占める割合が多くなってきている。
そこで本研究においては知能障害児・者の職業能力評価の第一段階として, ボールペンの分解・組立作業を製造業において行われている単純定型作業に見立て, 知能テストの下位検査との相関を求めることにより, どのような知的能力が単純作業と関連が深いかを明らかにした。
第二段階として, 知能障害児・者の中で, 自閉症児・者に的を紋り, その他の精神薄弱児・者とどのような点で職業能力に相違を示すかをボールペン作業及び各種個別性能検査において究明した。
さらに諸検査おいて精神薄弱児・者, 自閉症児・者各々に対し職業センターにおいて行われているケース会議の就労判定における影響因を分析した。