水環境学会誌
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研究論文
メダカ及びその生息地点の環境水, 底質中の有機フッ素化合物の存在状況と生物濃縮の関係
岩渕 勝己鑪迫 典久
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2018 年 41 巻 4 号 p. 61-71

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抄録

有機フッ素化合物 (PFAA) は, 環境残留性や蓄積性が世界的に問題となっている。本研究では, メダカ (Olyzias latipes) , その生息地点の環境水, 底質を採取して15種のPFAA濃度を分析し, 環境中の存在状況と生物濃縮を明らかにすることを目的とした。各サンプルから検出されるPFAA濃度は採取地点により異なるが, 組成比はほぼ一定していた。メダカへの生物濃縮係数 (BCF) と, PFAAのオクタノール/水分配係数 (Log Kow) との間には相関が見られた。環境水と底質のPFAA濃度は, 底質の乾燥重量あたりよりも強熱減量 (IL) あたりの濃度で比較した方が良好に相関しており, 底質とメダカでも同様であった。底質のILあたりのPFAA濃度, 性別, 体長からメダカへの蓄積量を重回帰分析により推定したところ, 底質のILあたりのPFAA濃度がメダカへの蓄積に有意に関連していた。

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© 2018 公益社団法人 日本水環境学会
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