水環境学会誌
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調査論文
フェロマンガンスラグによる岩礁性藻場造成生育基盤材料への適用
杉本 憲司菅野 孝則高濱 繁盛高嶋 ひかる高田 陽一岡田 光正
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2019 年 42 巻 3 号 p. 123-132

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抄録

本研究は, 大きさの異なるフェロマンガンスラグ (FMS) 及びフェロマンガンスラグブロック (FMSB) を海域に投入し, 周辺天然藻場と比較することで, 岩礁性藻場形成を検証するとともに材料の粒径の違いによって海藻着生量への影響について検証することを目的とした。 FMSやFMSBの海域投入による海水中のpHとマンガンの変化は確認できなかった。材料設置から5ヵ月後にはイバラノリなどの下草が着生, 17ヶ月後には, FMS及びFMSBにはアカモク, クロメが着生しており, 下草から大型海藻への植生遷移が進んでいた。また, 材料設置から約1年後にはFMS及びFMSBと周辺天然藻場に着生した海藻種類数に差はなく, FMS (30-75 mm) と周辺天然藻場の海藻着生量にほとんど差はなくなっていた。FMSやFMSBを設置することで魚類の蝟集が確認できたが, 海藻の着生量や材料の大きさと魚類蝟集密度との関係は確認できなかった。

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© 2019 公益社団法人 日本水環境学会
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