ケナフを植えた装置と植えていない装置の2種類の竹式傾斜土槽装置を製作し, 台所排水の浄化性能を検証した。実験の結果, ケナフあり・なしの平均BOD除去率は, それぞれ87.5%と79.7%となり, ケナフありの方が8%高い結果となった。また, 全窒素および全リンの除去率は, ケナフありの方がそれぞれ13%と8%高い結果となった。除去されたリン・窒素のうちケナフに吸収された割合は, それぞれ29%と45%であった。装置内のケナフは1日通水量10 Lあたり最大約1 Lの水を吸い上げており, 装置内の保水力が大きくなることで滞留時間の確保につながっていた。傾斜土槽装置にケナフを植えることによって, 直接的な吸収による窒素やリンの除去効果だけでなく, 間接的にBODの浄化にも大きな効果が期待できる。