水環境学会誌
Online ISSN : 1881-3690
Print ISSN : 0916-8958
ISSN-L : 0916-8958
ノート
自然通水法と曳網法による大阪市内河川におけるマイクロプラスチック調査
中尾 賢志秋田 耕佑藤原 康博
著者情報
ジャーナル フリー

2025 年 48 巻 p. 105-114

詳細
抄録

大阪市内中心部に位置する第二寝屋川においてマイクロプラスチックを採取し, 個数密度とポリマー種や形状, 色といった特徴を調査した。調査は「河川・湖沼マイクロプラスチック調査ガイドライン」に準じておこなった。マイクロプラスチックの採取は自然通水法および河川が低流速時には曳網法 (独自法) でおこない, 試料の分析はガイドラインに準じておこなった。自然通水法と曳網法による結果 (サイズ:1~5 mm) を比較した結果, 前者は41.0 個 m-3, 後者は9.68 個 m-3となった。曳網法による採取は定量的な観点では自然通水法と同程度のマイクロプラスチック個数密度が得られるかという点で疑義が残るが, 定性的な観点では調査対象河川に存在するマイクロプラスチックの特徴を自然通水法と同程度に捉えることができると考えられた。

著者関連情報
© 2025 公益社団法人 日本水環境学会
前の記事 次の記事
feedback
Top