水質汚濁研究
Print ISSN : 0387-2025
GC/MSを用いた水中の有害化学物質のスクリーニング法
森本 美鈴, 内村 豊, 原口 公子, 篠原 亮太
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1990 年 13 巻 5 号 p. 311-319,294

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抄録
農薬等有害化学物質による魚類弊死等の汚染事故の原因物質の究明のため,GC/MS-SIMによるスクリーニング法の開発を試みた。対象物質には,広く使用されている農薬の他に,残留性が問題となっている有害化学物質を計34種選んだ。
水質試料から有害化学物質をジクロロメタンまたはヘキサンで抽出し,クリーンアップ処理をせずGC/MS-SIMで測定した。
検出限界は,農薬類の魚類への急性毒性が0.5~10mg・l-1であり,汚染事故発生から分析時までの分解と分析精度を考慮して0.01mg・l-1とした。
回収率試験の結果,ジクロロメタンの回収率は,67~117%で,ヘキサンの51~97%より良好であった。
この方法で実際の河川水を分析したところ,μg・l-1レベルのCAT,TPN,フルトラニン,イソプロチオランが検出された。
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© 社団法人日本水環境学会
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