廃棄物学会研究発表会講演論文集
第17回廃棄物学会研究発表会
セッションID: A2-11
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A2 物質フロー解析・産業連関分析
廃棄物産業連関モデルによるトランプエレメントの混入を考慮した鉄鋼材資源循環分析
*横山 一代中島 謙一南齋 規介長坂 徹也
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抄録
製品の高機能化に伴う材料の複合化や異種材料の組み合わせは、リサイクル段階でトランプエレメントと呼ばれる難除去性不純物の存在を回避困難なものとする。このことは水平リサイクルを阻害し、鉄の循環を考える上で重要な問題である。他方、評価手法に目を向けると、このような再資源化原材料の質や資源循環の持続可能性に焦点をあてた研究は数少ない。本研究では、トランプエレメントの混入を考慮した環境評価、経済影響評価を行えるモデル構築を目的とする。分析モデルとして中村らの廃棄物産業連関分析を用いた。しかし鉄資源循環を考える上で廃棄物産業連関分析にはCO2排出量データに若干の修正を要する点、部門分類が粗い点、トランプエレメントの混入を考慮できない等の問題点がある。よって本研究ではこれらを改善した。
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© 2006 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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