廃棄物学会研究発表会講演論文集
第18回廃棄物学会研究発表会
セッションID: B2-3
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B2 食品リサイクル/生ごみ等の資源化
種々のC/N比を有する有機物分解反応モデルの開発とコンポスト化過程のシミュレーション
*中林  儀光ボンゴッケサクル ナタコーン石田 哲也
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抄録
著者らの所属する研究室ではコンポスト化装置の設計・運転を支援するためにコンポスト化プロセスをシミュレーションする三次元有限要素数値解析システムBioDuCOMの開発を行っており,種々の反応槽の形状,環境条件の下で有機物廃棄物分解過程,物質の移動分布,切返し・移送工程等が追跡可能である.しかし本解析システムでは,ドッグフードを標準としてモデル化したため,一般生ごみの分解反応を追跡することが現時点では困難である.本研究では,生ごみの種類を初期C/N比によって表現する簡便なモデルを提案する.理想的な均一材料のみならず,有機物廃棄物一般に対してコンポスト化反応の追跡可能な解析システムの構築を目標とし,異なるC/N比を持つ新鮮野菜,ドッグフード,飲食店の残飯,ポテトの皮を用いて,有機物の分解反応に関する実験を行った.その結果に基づき,基質の初期C/N比に応じた分解反応モデルを解析システムに追加した.
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© 2007 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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