日田市バイオマス資源化センターは、豚糞尿、生ごみ、農集排汚泥を主原料としてメタン発酵によるバイオガス発電を行う施設である。原料受入、メタン発酵、ガス貯留、エネルギー利用、液肥貯留、堆肥化、排水処理、脱臭の各設備からなる再資源化のトータルプラントである。平成18年4月より商用運転を開始し、焼酎粕を原料として追加投入することで、電力自給率はほぼ100%にまで達するようになった。今後は電力消費量や薬品使用量等のランニングコスト低減運転を目指す。バイオマス利活用のモデルプラントとするべく、問題解決とノウハウ蓄積に鋭意努力している。