ラボスケールのバイオリアクター型埋立処分場を用い、安定化促進実験を行った。浸出水循環と通気を行わないものを従来型のリアクターとした。浸出水循環を行うものを嫌気バイオリアクターとし、さらに通気を行うものを好気バイオリアクターとした。138日後の従来型、嫌気、好気リアクターの廃棄物の容積は、初期値のそれぞれ75,65,60%であった。浸出水の循環は、微生物分解とメタン生成を促した。通気は、メタン生成を抑制し、廃棄物と浸出水中の有機物量を減少させた。好気リアクターでは、窒素が効果的に除去され、アンモニア酸化菌のamoA遺伝子のMPN値が高かった。