廃棄物学会研究発表会講演論文集
第18回廃棄物学会研究発表会
セッションID: P1-B1-4
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B1 容器包装・家電・自動車・建設リサイクル
廃製品中の金属含有量―パーソナルコンピューターを例に―
*白波瀬 朋子貴田 晶子
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抄録

廃電気電子製品(e-wastes)は銅、金等の資源性金属と共にPbなどの有害性の金属を含む。欧州RoHS指令への対応により有害金属の使用削減が始まっているが、動脈側からの製品中の金属量情報は十分ではない。本研究は製品からの資源回収性の向上及び有害性金属の適性管理を目的として、(1)最大回収可能量としての全金属量、(2)解体方法に依存する回収可能な金属量、また(3)不適正処分や事故による燃焼などにより廃製品及びその回収残渣から排出される環境への移行量を把握するための実験的検討を行った。e-wasteの一例として、寿命も短く、種々の金属を含み、金属使用量も多いパソコン(PC)を対象とし、詳細な手解体と部品別金属量をもとに全金属量を求めた。また複合素材・部品を含む基板は資源性・有害性金属を多く含むことから、回収残渣の溶出試験及び燃焼試験を行い不適正処理に伴う環境影響量を求めた。

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© 2007 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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