廃棄物学会研究発表会講演論文集
第19回廃棄物学会研究発表会
セッションID: P1-D2-3
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D2 埋立ガス・浸出水
埋立地からのメタンおよび亜酸化窒素排出量の評価手法に関する検討
*古田 祐介石垣 智基占部 武生山田 正人成岡 朋弘Komslip Wangyao宮城 俊彦田中 宏和小野 雄策
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抄録

環境関連施設から排出される温室効果ガス。これら温室効果ガスの排出量の算定手法についてはIPCC(気候変動に関する政府間パネル)によるガイドラインで定められている。例えば、埋立地での廃棄物の生物分野に伴って発生するメタンの算出において、埋立量、排出係数、および排出挙動の変化を示す速度定数が用いられる。排出係数としては、ガス化率や構造係数など、埋立地の形状や廃棄物の性状、地域性を考慮したパラメータが与えられているが、その精度は不十分であるといえる。これらの温室効果ガス排出量算定式をより高度化することが必要な一方で、算定法を現地調査で得られた実測値で検証した事例は少ない。本研究は温室効果ガス算定手法の改善を目的として、特に算定手法を検証するための温室効果ガス排出挙動に関する知見の集積を試みる。また処分の現場において温室効果ガスの実態調査を行うとともに算定手法の高度化に向けた検討を行う。

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© 2008 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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