日本水処理生物学会誌
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豚舎排水を処理する回分式活性汚泥法におけるN2Oの発生特性
西村 修増田 周平五ノ井 浩二原田 茂樹水落 元之稲森 悠平
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2009 年 45 巻 1 号 p. 13-22

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抄録
豚舎排水処理工程における、N2Oの発生量および発生特性を明らかにするため、実施設処理(AL法)およびパイロットプラント(IASBR法)において調査を行った。その結果、豚1頭1日あたりのN2O発生量は、AL法では1.07×101~2.03×103(mgN2O-N/head/day)、IASBR法では2.83×102~1.12×103(mgN2O-N/head/day)であった。また、N2Oの放出は、曝気工程からの発生が大部分を占め、曝気工程におけるGN2O放出量が全N2O放出量に占める割合は、AL法では80%以上、ISABR法ではほぼ100%だった。AL法において、N2Oは曝気工程の後半に放出速度が増加した。その理由は、硝化能の立ち上がりと、好気脱窒によるものと考えられた。一方、IASBR法では、N2Oの発生は、第一に非曝気工程で脱窒が停滞することによるDN2Oの蓄積、第二に曝気工程に持ち越される有機物に起因する好気性脱窒によってN2Oが発生すると考えられた。IASBR法とAL法を比較した場合、AL法の方がN2Oの発生リスクは高いと考えられた。その理由は、曝気工程において好気性脱窒が起こりやすく、非曝気工程においてDN2Oの蓄積とガス化が起こりやすいためと考えられた。
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© 2009 日本水処理生物学会
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