抄録
アナモックス・グラニュール汚泥の特性を、攪拌リアクタを用いた長期間の連続処理試験で検討した。リアクタは70-120rpmで連続攪拌した。318日の連続処理試験で、最高で9.52kg/m3/dの窒素負荷をかけることができた。粒径2.0-4.0mm、湿密度1.04g/ml、沈降速度152.7m/hの良好な沈降速度を有するアナモックス・グラニュール汚泥が得られた。アナモックス・グラニュール汚泥のVSSの割合は0.91と高かった。走査型電子顕微鏡と実体顕微鏡による観察で、アナモックス・グラニュール汚泥の形状は比較的均質で、非常に明確な輪郭を有することが明らかになった。16S rRNAをPCRで増幅しアナモックス・グラニュール汚泥の菌叢を解析した結果、リアクタ中ではPlanctomycete KSU-1株が優占で、攪拌リアクタ中で重要な役割を果たしていることが明らかになった。