抄録
底生動物の毛翔目(Trichoptera)とツルヨシ(Phagmites japonica)あるいはクレソン(Nasturtim officinale)を組み合わせた、ベンチスケールの人工水質浄化システムを確立した。30個体の底生動物と組み合わせて、一カ月の処理を行った結果、水中のリン酸イオン濃度が、ヨシとの組み合わせで、底生動物を入れていない対照実験と比較して、約1/5、また、クレソンとの組み合わせで約1/2と、それぞれ低い値が得られた。また全窒素はヨシまたはクレソンとの組み合わせでそれぞれ、約1/6から約1/3と、底生動物の存在でより低い値を示した。底生動物とヨシまたはクレソンとの組み合わせで、水質浄化能が活性化することを、人工の浄化装置で確認できた。