日本水処理生物学会誌
Online ISSN : 1881-0438
Print ISSN : 0910-6758
ISSN-L : 0910-6758
報文
乳酸菌Lactobacillus fermentum 403菌が生成するオーキシン・サイトカイニンの分析方法の開発―プロバイオティク環境農業への応用原理
松井 三郎松田 知成汐見 修一松下 潤稲森 悠平杉浦 則夫
著者情報
ジャーナル フリー

2012 年 48 巻 3 号 p. 117-123

詳細
抄録
乳酸菌Lactobacillus fermentum 403(LBF403)は、植物性培地で大量に経済的培養が可能となったことから、多用な開発がなされ、発展してきているところである。LBF403菌を養豚・養鶏・エビ養殖の餌と一緒にプロバイオティクスとして与えて、抗生物質を使用しない安全で肉の美味しい飼育に成功している。畜舎の悪臭がなくなり環境改善にも役立っている。さらに野菜・果物・稲栽培でこの菌を使い、葉面撒布や土壌改良したところ減農薬が可能になった。これは乳酸菌がエンドファイトとして宿主植物と共生関係にあることで、説明ができる。さらに栽培における増産や、味が美味しくなる原因について、植物ホルモンのオーキシン・サイトカイニンが関与し、この乳酸菌によって生成供給されている仮設をたてたところ、摂氏20度の培養条件で、オーキシン・サイトカイニンを生成していることがLC/MS/MS分析で証明された。
著者関連情報
© 2012 日本水処理生物学会
前の記事 次の記事
feedback
Top