抄録
乳酸菌Lactobacillus fermentum 403(LBF403)は、植物性培地で大量に経済的培養が可能となったことから、多用な開発がなされ、発展してきているところである。LBF403菌を養豚・養鶏・エビ養殖の餌と一緒にプロバイオティクスとして与えて、抗生物質を使用しない安全で肉の美味しい飼育に成功している。畜舎の悪臭がなくなり環境改善にも役立っている。さらに野菜・果物・稲栽培でこの菌を使い、葉面撒布や土壌改良したところ減農薬が可能になった。これは乳酸菌がエンドファイトとして宿主植物と共生関係にあることで、説明ができる。さらに栽培における増産や、味が美味しくなる原因について、植物ホルモンのオーキシン・サイトカイニンが関与し、この乳酸菌によって生成供給されている仮設をたてたところ、摂氏20度の培養条件で、オーキシン・サイトカイニンを生成していることがLC/MS/MS分析で証明された。