紙パ技協誌
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総説・資料
MJサイザーの実操業に於ける特長
堀江 茂斉杉原 正浩三浦 洋司宮倉 敏明
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2006 年 60 巻 9 号 p. 1298-1303

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抄録

ゲートロールやロッドメタリングを代表としたフィルムコーターは,アプリケーターロールのニップ部における原紙に作用する機械的な摩擦力と塗工液の浸透圧が比較的低いことから,断紙の抑制と良好な表面被覆性が得られる為,軽量・微塗工紙の生産に適していると言われている。これらのうち,ロッドメタリング型フィルムコーターは,その省スペース性,運転安定性,及び製品品質の良さからサイズプレスおよびオンマシンコーターとして多く採用されている。
当社が開発したロッドメタリング型フィルムコータ“MJサイザー”は,操業安定性,生産効率およびメンテナンス性の改善をキーワードとして開発し,更に使い勝手の良いフィルムコータとすべく,実機での経験を通じたブラッシュアップを続けている。本報告では,これらMJサイザーの軽量塗工紙製造における実操業での特長を紹介する。

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© 2006 紙パルプ技術協会
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