2009 年 63 巻 4 号 p. 392-395
日本大昭和板紙吉永工場は,富士山の豊富な地下水と,首都圏に近い立地条件を生かし,古紙パルプ原料をメインに『都市型の資源リサイクル工場』として,洋紙・板紙を年間約660,000t生産している。抄紙機は,板紙抄紙機3台と,洋紙抄紙機2台の計5台の抄紙機を有している。
今回紹介するN1m/cは,1979年に稼動し,リサイクルPPC用紙・IJフォーム用紙を抄造している。2007年1月に,サイズプレスをポンドタイプの塗工型式から,メッツォ社製のオプティサイザに改造をおこなった。本稿では,N1m/cの設備概要と,オプティサイザの現在までの操業経験について報告する。