紙パ技協誌
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フィールドバスの現状と普及への期待
栗山 勘衛
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2001 年 55 巻 3 号 p. 329-333,017

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抄録

双方向フルディジタルの次世代フィールドネットワークとして期待されてきたファウンデーションフィールドバス (FOUNDATION Fieldbus: 以降フィールドバスと記述) も, 1996年の仕様のリリース以降各社からフィールドバス適用製品がリリースされ, テストプラントの実運用試験, さらに実プラントへの適用と実積を重ねてきている。1999年度には世界の各所でフィールドバスシステムが実プラントで運転を始めている。2000年度はさらにフィールドバスシステムの適用が加速されることが予想される。
一方, 当初はシステムの立ち上げがスムーズに行かないケースが報告され, それらは主に他社機器接続において発生した。その対策としてフィールドバス協会は, 真の相互運用性の確立に向けこの7月より新しい相互運用性試験を開始している。
本稿では, まずフィールドバスとはということで, フィールドバス全般について述べる。さらに, フィールドバスのもたらすメリットを述べ, その後, フィールドパスの設計, エンジニアリングの手順について考慮すべき項目について説明する。

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