抄録
ヒト腸内細菌は広く自然界に存在する植物エストロゲンの前駆体の代謝活性化に必須である。
本総説ではin vitroの実験に基づいた植物エストロゲン前駆体secoisolariciresinol diglucoside (SDG), arctiin, pinoresinol diglucoside (PDG) やそれらのアグリコンの動物リグナン, enterodiol (END), enterolactone (ENL) への変換に関する最近の研究成果を概説している。また, これら関連反応に関与する腸内細菌の単離や性質についても言及している。