Journal of UOEH
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ウイルス肝炎の慢性化と細胞性免疫(1)
-マウスMHV肝炎におけるTリンパ球の動態,とくに肝への移動について-
田岡 賢雄遠藤 高由
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1979 年 1 巻 4 号 p. 459-463

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抄録
マウスMHVⅡ型劇症肝炎では肝炎極期にTリンパ球が肝内へ積極的に取り込まれ, この取込みの程度と肝細胞障害が並行した。このことはTリンパ球がウィルスの標的細胞である肝細胞を破壊し, ウイルスを排除する可能性を示唆するものである。
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© 1979 産業医科大学
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