コシン大学 医学部 内科部門 コシン大学 医学部 国際保健協力研究所
コシン大学 医学部 内科部門
コシン大学 医学部 病理学部門
産業医科大学 産業生態科学研究所 職業性中毒学教室
2011 年 33 巻 3 号 p. 225-230
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75歳の男性が7日間続く労作性呼吸困難を主訴に来院した. 胸部X線写真では右気胸が認められた. 入院第1日目に胸腔ドレーンを挿入し, 7日目には再度これにタルクによる硬化療法と低圧吸引とを加えて施行したが, いずれも気漏を改善させることができなかった. そこで14日目に胸腔鏡下胸膜癒着術を施行したところ気胸が改善した. 今回, 我々はタルクによる胸腔鏡下胸膜癒着術により治療された難治性気胸の稀な症例を報告する.
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