Journal of UOEH
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[報告]
産業医科大学病院における脳卒中急性期リハビリテーションの実施状況-2000年と2010年の比較-
中元 洋子舌間 秀雄飯田 真也鈴木 陽子松嶋 康之蜂須賀 研二
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2013 年 35 巻 3 号 p. 219-223

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抄録
産業医科大学病院における脳卒中初回発症患者について,2000年と2010年で急性期リハビリテーション実施状況がどのように変化したのかを後方視的に調査した.脳卒中の麻痺は2010年の方が重症であったが,発症日から訓練開始までの期間は11.3日から4.0日に,リハビリテーション処方日から訓練開始までの期間は1.1日から0.2日に短縮し,急性期におけるリハビリテーションサービスは充実してきた.これらの理由は,リハビリテーション科への依頼が発症早期になったこと,またリハビリテーションスタッフの増員や電子カルテ導入による業務の効率が考えられ,早期リハビリテーションの提供が可能になった.
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© 2013 産業医科大学
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