Journal of UOEH
Online ISSN : 2187-2864
Print ISSN : 0387-821X
ISSN-L : 0387-821X
第3部 「作業負担と就業生活」
産業医学における人間工学の役割 − これまでとこれから
泉 博之
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 35 巻 Special_Issue 号 p. 127-131

詳細
抄録
作業管理とは,労働者の持つ能力を効率よく活用し,最良の作業効率において継続的に生産を行うために作業の方法や条件を適切に管理する事である.本論文では,作業管理についてF. W. Taylorの科学的管理法と暉峻義等(労働科学研究所初代所長)によるその批判からその考え方を論じる.労働安全衛生法では,産業医が行うべき作業管理は,医学の専門知識を用いて,労働者の健康を害することなく生産活動が継続出来るように作業を管理することである.これは作業に起因する健康被害の低減を目的として,作業方法の変更・作業条件の調整を行う事である.そのため,より効果的な作業管理を行うためには,産業医には医学の専門知識と同時に生産に関する基礎知識が必要とされ,作業管理に必要なツール群の開発と産業医と生産管理・技術スタッフ連携による管理システムの職場への導入が必要である.今後,これらを実現させるための法的支援の充実を期待したいものである.
著者関連情報
© 2013 産業医科大学
前の記事 次の記事
feedback
Top