Journal of UOEH
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[症例報告]
超音波内視鏡ガイド下縦隔リンパ節針生検で診断したImmunoglobulin G4(IgG4) 関連疾患の1例
石本 裕士 矢寺 和博島袋 活子松木 康真花香 哲也小田 桂士川波 敏則迎 寛
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2014 年 36 巻 4 号 p. 237-242

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抄録
症例は62歳の男性で両肺野の異常陰影精査のために入院となった.数年来の涙腺・顎下腺・耳下腺の腫大があった.血清immunoglobulin G4(IgG4)は1500 mg/dl以上であり,胸部computed tomography(CT)では両肺に網状影と縦隔リンパ節腫大が認められた.経気管支肺生検と超音波内視鏡ガイド下縦隔リンパ節針生検(EBUS-TBNA)によりIgG4関連疾患と診断した.EBUS-TBNAがIgG4関連疾患の診断に有用であった報告である.
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© 2014 産業医科大学
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