Journal of UOEH
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ニトロプルシドからのCN-産主に及ぼす温度変化の影響
田中 孝夫池田 重政John F. SCHWEISS
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1983 年 5 巻 2 号 p. 201-206

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抄録
血管拡張薬二トロプルシドからのCN-産生に与える温度変化の影響をin vitro実験系にて検討した. CN-の測定はFeldstein & Klendshojの方法に準じて行った. 温度低下と共にCN-の産生は減少し, スペクトル的にもシアンメトヘモグロビン形成の低下が認められた. ニトロプロシドは臨床的にも心臓外科手術時など低体温下で投与されることも多く, 今回得られた結果は低体温下でも本薬剤の投与は比較的安全であることを示唆する.
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© 1983 産業医科大学
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