Journal of UOEH
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老人のY-G性格検査と顕現性不安尺度MASの統計学的考察
花田 妙子松井 清大津 ミキ松尾 ミヨ子望月 イサ子小畑 礼子中西 悦子
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1985 年 7 巻 4 号 p. 381-392

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抄録

某市在住の老人372人を対象に, 老人の心理的な特徴を矢田部ギルフォード性格検査(Y-G)と顕現性不安尺度(MAS)を用いて調査した資料から, MASをY-Gで推測することを考察した. Y-G尺度の得点より, 次の回帰式でMASの不安得点が得られることを見い出した. MAS不安得点≒0.31×主観的得点+0.41×劣等感得点-0.15×支配性得点+0.34×Y-G神経質得点+0.30×Y-G抑うつ性得点+9.54であり, またMASの不安階級をY-G120項目の項目番号72(たびたび過去の失敗をくよくよと考える), 93(心配性である), 120(たびたび元気がなくなる)によって, 大まかに知ることができるという結果も得られた. 老人とか病弱者の精神的影響を調べるときは, 検査の間の関係をよく調べて, 最小限ですますようにすることが大切である. その方法として以上のように考えた.

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© 1985 産業医科大学
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