Journal of UOEH
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乳腺腫瘍の超音波画像と組織特性
小林 利次林 実荒井 正夫
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1985 年 7 巻 4 号 p. 419-434

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抄録

西欧においては乳癌の発生率は非常に高いのは周知の事実であるが, 本邦においてもその発生率は上昇の一途をたどっている. 乳癌の超音波診断法はレントゲン被曝の懸念のない非観血的検査であり, 診断率も高く臨床的に広く普及, 脚光をあびている. 乳腺腫瘍の超音波画像の特徴とその病理組織像の対比検討, すなわち乳腺腫瘍の超音波組織特性の研究は乳癌の診断率向上のため重要な基礎的・臨床的研究領域である. 今回, 通常型の乳癌, 希有なる乳腺悪性リンパ腫, リンパ性白血病浸潤, 良性嚢胞, 線維腺腫, 葉状肉芽腫, 女性化乳房および脂肪壊死を伴った結節性線維化巣などについての超音波組織特性を中心に報告した.

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© 1985 産業医科大学
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