住宅総合研究財団研究論文集
Online ISSN : 2423-9887
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2050年の東京圏の都市像
縮小する時代の都市計画はどうあるべきか
大野 秀敏鵜飼 哲矢日高 仁山崎 由美子大竹 槙田中 義之井上 慎也田口 佳樹松宮 綾子和田 夏子秋山 浩之大島 耕平
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ジャーナル オープンアクセス

2007 年 33 巻 p. 135-146

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抄録

 日本の都市は,人口減少,高齢化に伴う生産減,環境問題への対応等に直面し,縮小を余儀なくされる。近代主義の都市計画の方法は拡張と膨張を前提にしたものであり,縮小に対して有効に対処できない。本提案では,縮小に対応する新たな都市計画のパラダイムとして線から都市に介入することを特徴とするファイバーシティを提案する。ファイバーシティは4つの戦略で構成されているが,そのうち郊外に関わる「緑の指」と「緑の間仕切り」について報告する。

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© 2007 一般財団法人 住総研
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