住宅総合研究財団研究論文集
Online ISSN : 2423-9887
Print ISSN : 1880-2702
ISSN-L : 1880-2702
空間類型にもとづく集合住宅住戸の変遷に関する研究
個室分離型から居間中心型への移行
花里 俊廣篠崎 正彦山崎 さゆり伊藤 俊介佐々木 誠渡 和由上北 恭史
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2008 年 34 巻 p. 173-184

詳細
抄録

本研究は,隣接グラフによる類型化に基づき集合住宅住戸の変遷を再検証したものである。研究の第一段階では,公団の標準設計,公営住宅,超高層集合住宅,コーポラティブ住宅,建築家による集合住宅の提案など対象となる住戸を特徴あるグルーピングに分けて調査・分析し,近年,様々に提案される新しい住戸には居間の中心性を高めた間取りが多く提案されていることを示し,その現代的な意味を考えた。研究の第二段階として,隣接グラフによる空間構造の分析に基づき,集合住宅の導入期から現在までの住戸平面の変遷を通史的に概観する年表を作成した。

著者関連情報
© 2008 一般財団法人 住総研
前の記事 次の記事
feedback
Top