JASMINE どうぶつ循環器病センター
どうぶつの総合病院 病理科
2018 年 2 巻 2 号 p. 25-29
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肺動脈狭窄症は犬で 3 番目に多いとされている先天性心疾患である。軽度から中等度では治療を要しない場合があるが、重度の症例では突然死を含む臨床症状を伴うために外科介入が必要である。我々は重度肺動脈狭窄症の犬において体外循環下にてパッチグラフトを用いて肺動脈狭窄部位を拡張させる流出路拡張術を行い、癒合した肺動脈弁を切除した。肺動脈弁の病理検査においては、弁尖全体の粘液腫様変性が生じていたとの結果が得られた。
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