日本獣医がん学会雑誌
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無症候性ワルデンシュトレーム・マクログロブリン血症の犬の一例
中嶋 幸生小板橋 禎美白川 美穂大久保 文葉
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ジャーナル フリー 早期公開

論文ID: 2017-017

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抄録

長期的なIgM型単クローン性高ガンマグロブリン血症を呈するラブラドール・レトリーバーが来院した。発見時から臨床症状は認められなかったものの、骨髄生検にて顕著に増加したリンパ形質細胞が確認された。包括的なスクリーニングによって高グロブリン血症を伴う可能性のある疾患を除外し、無症候性マクログロブリン血症と診断した。人医学と同様に、高グロブリン血症が確認された際には類症鑑別に含める必要があることが示唆された。

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