獣医疫学雑誌
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北海道十勝地区における放牧育成牛の消化管内寄生虫、牛肺虫感染状況およびイベルメクチン製剤の経皮投与による駆虫効果
羽生 英樹木下 現永田 正白浜 潤舩木 博史八木 勝義宇塚 雄次更科 孝夫平塚 重郎葉梨 輝夫
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1999 年 3 巻 2 号 p. 83-87

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抄録
北海道豊頃町公共牧場において放牧中のホルスタイン種雌育成牛188頭に対し糞便検査を行ない, 消化管内寄生虫および牛肺虫の寄生状況の調査を行った。また, その後にイベルメクチン製剤を経皮投与し, その駆虫効果についても検討した。消化管内線虫は全体の93.1%, 牛肺虫は31.4%の牛が感染しており, 広範な牧野での感染が確認された。イベルメクチン製剤投与後は消化管内線虫陽性牛が71.8%に減少し, 糞便1g当たりのの虫卵数 (EPG) も有意に減少した。イベルメクチン投与28日後では牛肺虫感染は確認されなかった。しかし, コクシジウム感染は188頭中187頭で見られ, イベルメクチン製剤投与後の検査でも感染は軽減しなかった。これらのことからコクシジウムをも含めた放牧牛の寄生虫・衛生対策の必要性が示唆された。
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