犬の脈管開存症手術のための新しい器具の考案

佐藤 隆; 鷲巣 誠; 鳥巣 至道; 池上 裕; 溝口 五常; 須崎 孝次

doi:10.12935/jvma.62.807

日本小動物獣医学会会誌

犬の脈管開存症手術のための新しい器具の考案

佐藤隆, 鷲巣誠, 鳥巣至道, 池上裕, 溝口五常, 須崎孝次

著者情報

キーワード: 動脈管開存症, 手術, 新型器具

ジャーナルフリー

2009 年 62 巻 10 号 p. 807-809

DOI https://doi.org/10.12935/jvma.62.807

詳細

抄録

犬の動脈管開存症の閉鎖手術における動脈管の剝離操作をより安全かつ簡便に実施するために新たに考案したフックは，動脈管剝離の際に周囲の組織に損傷を与えにくいので動脈管を安全に確保できる．フックの形状は肉厚かつ滑らかな円形とした先端を持ち，その中心に糸を通す穴を開けたものである．著者らは本フックを用いて5例の犬の動脈管開存症の動脈管剝離を安全に実施することができた．

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）