日本獣医師会雑誌
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日本小動物獣医学会誌
パミドロネートが著効した犬の骨盤部骨肉腫の1例
矢野 将基森 崇星野 有希岩谷 直村上 麻美酒井 洋樹谷川 徹丸尾 幸嗣
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2010 年 63 巻 1 号 p. 52-55

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抄録
7歳,体重34kg,未去勢雄のゴールデンレトリバーが約1カ月前から両後肢,特に左後肢の負重を避けることを主訴に紹介来院した. CT検査を行ったところ,恥骨の50%以上と坐骨の一部,左股関節付近に骨融解像が認められた. 同時にCTガイド下にてコア生検を行ったところ,骨肉腫と診断された. 1カ月間隔でビスフォスフォネート製剤であるパドロネーとの投与を開始したところ,初回投与後1 ~2週間で跛行が消失し,その後第146病日のCT検査で病変部の骨の著しい再構築が認められた. 第469病日に死亡するまでの間,計11回のパミドロネートの投与を行ったが,重篤な副作用は認められず,生活の質の改善が認められた.
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© 2010 公益社団法人 日本獣医師会
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