日本獣医師会雑誌
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日本産業動物獣医学会誌
basic Fibroblast Growth Factor含浸ゼラチンハイドロゲルシートならびにバンコマイシン含有ポリ乳酸グルコール酸共重合体シートを用いた中足骨開放骨折の乳用子牛の1例
瀬尾 洋行佐々木 直樹杉山 仁志都築 直西井 知大塚 健史山田 明夫田畑 泰彦
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2010 年 63 巻 6 号 p. 435-438

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抄録
症例はホルスタイン種乳用子牛(5カ月齢,雌)であり,右中足骨開放骨折を発症した. 螺旋状骨折ならびに短縮性縦軸転位が認められ,内外側2カ所で皮膚損傷ならびに排膿が観察された. 全身吸入麻酔下でDCP 固定およびLag Screw 固定を実施し,basic Fibroblast Growth Factor(bFGF)含浸ゼラチンハイドロゲル(GH)シートならびにバンコマイシン含有ポリ乳酸グルコール酸共重合体(PLGA)シートを骨折部位に装着した. 術後107日目のX線撮影により骨折部位の仮骨形成が観察された. GHがbFGFを徐放することにより,骨再生を効果的に促進したものと推察された. また,バンコマイシン含有PLGAシートにより重篤な骨髄炎の併発を予防できたものと推察された. 今後,牛の開放骨折治療に対するbFGF含浸GHシートならびにバンコマイシン含有PLGAシートの応用が期待された.
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© 2010 公益社団法人 日本獣医師会
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